ダブやフリー・インプロヴィゼーションの影響を強く受けたエレクトロニック・ジャンルの音楽の世界を切り開いてきたターンテーブリストDJオリーヴ。
1990年代初頭ブルックリンでLalalandia Entertainment Research Corporationの創立メンバーとなり倉庫群でアフターアワーズを開始。のちにブルックリンのコミュニティから誕生した”イルビエント”の創始者としてDJオリーヴを名乗りはじめる。
We、Lunchbox、Liminalのなど複数のユニットのメンバーとしての活動、1995年からはじめた「The Vinyl Score」と名付けたレコードにプレスされた音のパレットをターンテーブル奏者が「ルール」を使って演奏する独自のコンセプトへの取り組みや、インスタレーションやサウンドアートの制作でアートの世界にも進出ホイットニー・ビエンナーレ、ヴェネツィア・ビエンナーレなどにも参加した。
コラボレーションしたアーティストは、キム・ゴードン/サーストン・ムーア(ソニック・ユース)、イクエ・モリ、ジョン・ゾーン、ウィリアム・フッカー、ジーナ・パーキンス、ウリ・ケイン、メデスキ、マーティン・アンド・ウッド、ジム・オルークなどジャンルを問わず多岐に渡る。